桂遊生丸『AIR (1)』

AIR (1) (カドカワコミックスAエース)

AIR (1) (カドカワコミックスAエース)

 人形を手を触れずに操る芸で小金を稼ぎ旅をする青年。彼は、とある街で奇妙な少女と出会った――

 有名(たぶん)ゲームのコミカライズ。
 物語自体は驚くほど表面的に受け取ってしまって、僕の深い部分までにはあまり届きませんでした。
 なので、僕の関心はこの物語の隠された「裏」にあります。
 どう考えても、主人公にもヒロインにも(あるいはサブキャラにも)隠された部分がある。何か秘密を隠している。そういう雰囲気が濃厚で、とても興味を惹かれます。
 ヒロインの謎の一部は1巻の時点で一応明かされるのですが、ちょっとショボいですね。まさかこれだけとは思えないので、ジャブのようなもの、あるいは伏線でしょう。
 とにかく続きが気になります。早いとこ2巻出てくれませんかね。いやまあゲームやればいいんでしょうが。