小感想いくつか

それでも町は廻っている 10 (ヤングキングコミックス)

それでも町は廻っている 10 (ヤングキングコミックス)

 もはや石黒正数は安心と信頼の域に達してるなあ。これだけ面白い漫画が無視されるから年末ベスト本とやらは信用ならない。中身は相変わらずのジャンルミクスチャー。どの話しも構成に捻りが効いてるんだよね。エビちゃんがほとんど出なかったのだけが残念。

のんのんびより 4 (MFコミックス アライブシリーズ)

のんのんびより 4 (MFコミックス アライブシリーズ)

 可愛い女児たちのどたばたダイアリーin冬休み。この漫画からはわりとプロ根性を感じる。ネタは独自性を強く感じるし、絵の書き込みも細かい(アシいないんだってさ……信じられん)。ただキャラが可愛いだけの漫画では全然ないからね。いやすごく可愛いんだけどさ。

 終わっちゃったよ! とまあそれはそれとして。オンリーワンのほんわか雰囲気と、意外にブチ切れたギャグと。この人はもう一生この路線でやっていけばそれでいいと思う。個人的には竹本泉のような存在。

 これももう大分長いですが、まだまだいけますね。いつ見ても読み味が変わらない。こういうのでいいんだよ、こういうので。世間一般言うところの四コマらしい四コマ。もういけるとこまでいってしまえばいいね。

ごきチャ (1) (まんがタイムKRコミックス)

ごきチャ (1) (まんがタイムKRコミックス)

 ゴキブリを薄幸少女に擬人化したよ! という、まあ出オチ漫画なんですが、きちんと設定を生かしつつ、健気な少女が苦しい生活のなかおぼろげな幸せを見つけていくという、わりと普遍的な話作りに着地していて、読みごこちがとても涼しげ。キャッチーでもあるし、これは売れるかも。