僕もベストを選んでみよう的な(小説編)
今年も終わりが近づいてまいりました。別にスルーしてもよいのだけれど、一応今年読んだ本のベストを挙げてみたいと思います。今年発売でない本も含まれていますが、そもそも本自体あまり読まなかった一年だったので許してください。
1位:秋山瑞人『イリヤの空 UFOの夏 その4』
2位:麻耶雄嵩『神様ゲーム』
2位:東野圭吾『容疑者Xの献身』
4位:桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
5位:桜坂洋『All You Need Is Kill』
6位:歌野晶午『女王様と私』
7位:佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』
8位:桜庭一樹『ブルースカイ』
9位:古橋秀之『ある日、爆弾がおちてきて』
いろいろ忘れている本もあると思うけれど、とりあえずこんな感じで。10位は思いつかなかったので欠番。
イリヤは別格も別格。生涯のベスト5にすら入る作品です。特に衝撃を受けたのが文章で、今まで読んだ全ての小説の中でもっとも好きな文章かもしれません。
ミステリーの中では麻耶雄嵩で決まりと思っていたのですが、号泣の大傑作『容疑者Xの献身』が肩を並べる結果に。『女王様と私』はなんでこのミストップ20に入らなかったのか謎です。あんなに興奮するのに。
『All You Need Is Kill』は魂の傑作。桜庭一樹は今年の個人的新人賞です。『少女には向かない職業』を読んでいないのが悔やまれます。『子供たち怒る怒る怒る』は脳の揺さぶられ具合では一番でした。意外な収穫が清く正しいボーイ・ミーツ・ガールものの短編集『ある日、爆弾がおちてきて』。時折見せる物悲しさにやられました。
来年はもっと小説を読まねばなりませんね。今年は少なすぎた。