『ユージュアル・サスペクツ』
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 1999/03/05
- メディア: DVD
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友人に「一番驚ける映画は何?」と聞いたらこの映画を紹介されました。店頭でパッケージを見ると 「見破りますか? 騙されますか?」なんて刺激的なキャッチコピーが。これは観ないわけにはいかないと借りてきたわけですが……
某事件の面通しに前科持ちの曲者5人が集められた時、歯車は動き出した。彼らの1人によって持ちかけられた、殺しなしで高額の金を手に入れる犯罪計画は、何者かの手によって次第に思いも寄らぬ方向へと捻じ曲げられてゆく。事件の裏にちらつく伝説の犯罪者カイザー・ソゼの影。彼は一体何者なのだ!?
中盤までのサスペンス展開は微妙。つまらなくはないけれど、おもしろくもないといった感じで、こうなってくるとあとはとにかくオチでどれだけ驚かせてくれるかに焦点が絞られるわけです。が。
そこには行っちゃいかんという所に着地しちゃったよ、それも綺麗に、という感じのオチでした。観終わった直後はなんとなくやられた気分になりましたが、冷静に考えるとこの映画2時間弱かけてなんにも語ってないですよ。
ネタとしては決して嫌いではない、むしろ好みの部類ではあるのですが、伏線がほとんど張られていないものだから、驚きとしては薄まらざるを得ません。それとも見返すとゴロゴロ伏線が見つかったりするのでしょうか?
類似のネタをミステリー小説で何回か目にしていることもマイナスに働いてしまったかも。まあこれは個人的な理由ですが。
観て損したとまでは思わないけれど、一週間後にはオチ以外全て忘れてそうです。というかすでに半分くらい思い出せません。