Cornelius『FANTASMA』

FANTASMA

FANTASMA

 こういう出会いがあるからレンタルショップ通いはやめられません。


 なるほど、これをもっと洗練させると『POINT』になるんだな、と納得。オザケンもいいけれど、僕は断然こっちを取ります。
 すごく実験的なことをガンガン盛り込んでいるのだけれど、しっかりとメロディが立っているから全然聞き苦しくありません。曲間のないひとつながりの音楽が織り成す世界につつまれている感覚。しかもその世界は、優しくはないけれど、どことなくあたたかなのです。
 いつまでも浸っていたくなる音楽。これはCorneliusにしか絶対に創れません。