既刊同人誌をiPhone/iPad用電子書籍として無料配布することのいいわけ

 circle.ms(http://circle.ms/)というサイトで同人誌をiPhone/iPad電子書籍化するサービス「emes」のβテスターを募集しているのですが(http://circle.ms/emes/betainfo.aspx)、こちらに応募いたしました。審査が通れば、先日「四コマ記念祭」において配布した「まんがタイムきららコミックスガイドブック Vol.1」が無料で配布されることになります。
 正直に言ってしまえば「先着100名様C79オンライン申込無料!」の文字に躍らされたわけですが、一応お金を取って販売していた冊子を無料で公開するということに対し、疑問を感じる方も多いと思います。
 以下は欲に目が眩んだ愚者のいいわけとしてお読みください。


 現状、実質問題として印刷費用がそれなりにかかるということもありまして、即売会においては既刊コピー誌に100円という値段を設定させていただいています。
 無論それだけではなく、「お金を払ってまで自分の本を買ってくれる人がいる!」という事実に対して感じる喜びも大きな理由となっています。
 電子書籍は印刷コストが皆無であるため、(今回は)無料公開という条件に納得してβテストに申し込みました。


 コピー誌を100円、電子書籍を無料とし、選択を読者に委ねるというバランスが今のところ理想的であろうと考えています。
 しかし、既刊本をすでに購入していただいた方々には、これは完全に後付けの選択となってしまいます。
「無料の電子書籍版があるのなら買わなかったよ!」という人もいらっしゃることでしょう。


 よって、(これが一番言いたかったことですが)すでに既刊コピー誌「まんがタイムきららコミックスガイドブック Vol.1」を購入していただいた方々におきましては、今後の即売会において「電子書籍版で十分だった」という旨をおっしゃっていただければ100円を返金いたします。その際、購入した本を持ってきていただく必要はありません。
 即売会に来ていただく必要があることはまことに申し訳なく思いますが、お許しいただければ幸いです。


 お前のような弱小が何を偉そうなことを言っているのだ、という話ではありますが、一応こういったことはきちんとしておいたほうがよいのかなという、素人考えです。


 電子書籍版の配信が開始された際は(もしくは審査に通らなかった場合は)また告知いたします。
 今後ともよろしくお願いいたします。